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シンウォール耐震工法

特許取得済:第6757947号、建築技術性能証明書取得

高強度グラウトコンクリートによる
シンウォール耐震工法


耐震工法の内(外)壁補強の増打ちが在来工法に比べ約半分の厚みでOK!梁の増打ちが不要です。

シンウォール耐震工法とは

シンウォール耐震工法
耐震壁のコンクリート増打ち補強工法とは、建物の保有水平耐力を向上させられる従来の建築耐震補強工法です。様々な補強手段がある建物桁行方向に比べ、梁間方向ではほぼ増厚補強等の壁補強が採用されています。

しかしながら従来の壁補強工法では、道連れ工事などの負担に加え、大がかりな工事になることがあります。このことを解決するのが「シンウォール耐震工法」です。

在来工法とシンウォール耐震工法

在来工法

これまでの内壁補強は、耐力を確保するために壁厚が増大し、既存梁の増打ちが必要なケースが多くありました。

このことにより天井裏にある設備配管などの移設・復旧をともなったり、コンクリートを打設するため大型車両を使用したり等、場合によっては補強可能な箇所が限定されることもありました。

問題点
01 既設梁増厚補強といった「道連れ工事」が必要
02 梁に干渉する設備配管類の撤去、復旧
03 コンクリート打設設備の設置場所の確保が必要
04 無収縮グラウト材打設の2段階施工が必要

シンウォール耐震工法

シンウォール耐震工法は、「シンウォールグラウトPG」(低発熱型高強度無収縮系グラウトコンクリート)を用いた、在来工法に比べ約半分の厚みで同等の耐力を有する増壁厚を実現した工法です。

増壁厚が梁幅内に収まり、天井裏の設備に影響せず施工可能です。また、プレミックス材ですので、モルタルミキサやポンプ圧送などを用いた小スペースでの施工が可能です。

 「シンウォールグラウトPG」とは
シンウォールグラウトPGは、低発熱型無収縮モルタルをベースに豆砂利および各種混和材を配合した低発熱型高強度無収縮系グラウトコンクリートです。詳しい特徴についてはこちらをご覧ください。
シンウォール耐震工法7つのメリット
01
在来工法の約半分の補強厚で同等の耐力を確保
02
対象部位のみをピンポイントで補強
03
補強に際して既設設備の移設が不要
04
無収縮グラウト打設の2段階施工が不要で、工期が短縮可能
05
小規模な機材を用いたコンパクトな施工が可能
06
プレミックス材を使用することで安定した品質が確保可能
07
壁厚を薄くできることから建物自体への負担を軽減でき、全体の補強数を減らすことが可能

工期について

2段階施工が不要で、在来工法より工期短縮が可能です。
シンウォール耐震工法の工期

性能証明実験

シンウォールグラウトPGを用いて増打ちした耐震壁の試験結果です。

実験概要

試験体
1層1スパンRC耐震壁(S≒1/2.5)
(せん断破壊型)

材料設定
既存コンクリート:Fc13.5
増打ちグラウトコンクリート:Fg50

軸力
両側柱に140kN(0.15bDFc)
(アンボンドPCにより導入)

実験の様子・実験結果

加力状況
耐震壁の加力実験
加力状況
実験結果:水平荷重-層間変形角 関係[Q-R包絡線]
実験結果
水平荷重-層間変形角 関係[Q-R包絡線]
建築技術性能証明書(GBRC性能証明 第20-19号)
建築技術性能証明書(GBRC性能証明 第20-19号)

「シンウォールグラウトPG」について

天然豆砂利(粒径4~6mm)
シンウォールグラウトPGは、低発熱型無収縮モルタルをベースに「豆砂利」および「各種混和材」を配合した、低発熱型高強度無収縮系グラウトコンクリートです。
無収縮性
ノンブリーディングであり、かつ適量配合された石灰系膨張材の作用により、拘束条件下で無収縮性が発揮でき部材との一体化が図れます
低発熱性
一般の低発熱型無収縮モルタルに比べ、水和にともなう温度上昇が低いため、比較的部位材の大きな箇所に適用できます
安定品質
プレミックス製品であるため、現場で所定水量と練り混ぜるだけで高品質な簡易グラウトコンクリートが得られます
高流動性
普通コンクリートに比べ、優れた流動性を発揮しますので、スムーズに充填でき、作業性・成型性に優れます
高強度性
一般のコンクリートより高い強度発現性が期待できます

高施工性
ハンドミキサでの練り混ぜができ、モルタルポンプでの圧送が可能です

その他の工法についてはこちら

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